法人化記念の1日
今年度最後のイベントは第一部がカフェコンサート。第二部が懇親会でした。
朝霧裕 1979年埼玉県生まれ。愛称は「ダッコ」。
筋肉の難病ウェルドニッヒ・ホフマン症のため、車いすの生活。24時間の介助サポートを得て、さいたま市にひとり暮らし。
シンガーソングライターとしてコンサートやライブ活動、学校講演を行うかたわら、エッセーを執筆。
「だれもがいのちを尊び合える社会」を夢とし、書き、語り、歌う。
著書『バリアフリーのその先へ!-車いすの3.11-」(岩波書店)他
CD「Seed-まほうをさずけよう-」他
このコンサートのタイトルには「名前で呼んで」という朝霧さんの思いが込められています。
誰もがみんな、ひとつだけ持っている宝物。
それは名前。
障害者でもない
健常者でもない
ひとりにひとつの名前
あの人でもない
誰かでもない
私には名前がある
だから、名前で呼んで
誰もが自由に音楽を楽しめる空間をつくりたいと言ってくださった朝霧さんの協力もあり、今回のコンサートは照明をあえて落とさず、明るい会場で、自由気ままにコーヒーを飲んだり、遊んだり、一緒になって歌ったり……朝霧さんの歌声に涙を流しながら聞き入る大人もいれば、バギーから飛び出しそうな元気さで踊るキッズもいる(笑)。それぞれがそれぞれの楽しみ方ができる時間になったかな。
コンサート終了後は出演者も来場者も一緒になって、コーヒー&おしゃべりタイム。
幼い頃に「自分もスポットライトの中で歌う人になりたい!」と思っていたら、今ほんとにスポットライトの中にいる人になれちゃったのと笑う朝霧さん。電車とバスを乗り継いで打ち合わせに来ていただいたり、ひとり暮らしでなんでもやっちゃったり、全国津々浦々でライブをしていたり……細い体でパワフルに活動できるのは、「夢」という原動力があったからなのかなと、お話を聞きながら思いました。
そして……第二部は懇親会。
会員さんも、普段はボランティアとして活動を支えてくださっている皆さんも、この日は一緒に法人化をお祝いしていただきたいと、立食形式のパーティーを企画しました。
毎度おなじみのグダグダな進行でしたが(^^;)、おかげで笑いたっぷりに過ごせました(笑) mamacareはこれからNPO法人として活動していきます。
少しずつ活動の幅を広げ、もっともっと医療的ケア児とそのご家族に笑顔を届けられるように、これからも頑張ります!
たくさんの応援に感謝です。